歯周病と糖尿病は「双方向性」の関係にあります。
口の中の炎症が全身の臓器に影響を及ぼすことはよく知られています。
一例を上げますと、ある患者さんのHbA1c(ヘモグロビンA1c)は9.8%でした。
すでに糖尿病の治療を始めて数年経過しているのに、この値は少し下がったり
また戻ったりと希望の値にはなかなか下がりませんでした。しかし、歯周病の
治療を開始するとHbA1cの値が6.7%まで下がりました。
このように、歯周病と糖尿病には大きな関係が存在しています。
歯周病治療を通じて全身の健康を支えるという観点で、患者さんにはより正しい
情報を伝えることが大切です。・・・【Dr.K】